「暑中見舞い」でお客様との関係を深める

「暑中見舞い」とは一年で最も暑い時期に相手の健康を気遣うために送る手紙のことをいいます。しかし暑中見舞いの役割は「季節のご挨拶」だけでなく、ご無沙汰しがちなお客様との関係を深める、コミュニケーションツールという一面もあります。四季のある日本における美しい習慣を見直して、この季節ならではの工夫を凝らしてみませんか?

 暑中見舞いや年賀状をきっかけに、お客様とのコミュニケーションが深まったという経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。弊社で制作させていただいたグリーティングカードには、【直筆】でメッセージを書き込めるスペースがあります。「手書きがいいのはわかっているけれど、数も多いし大変だなぁ」とつい億劫になってしまいがちな方は、一言お客様一人ひとりに伝わる言葉を添えるだけでも十分です。受け取ったお客様の心に響くのは、格式ばったビジネス文でも、テンプレートにあるような画一した洒落た文章よりもその方と過ごした時間を思い出すことができる、数行のあなた自身の「言葉」かもしれません。
そのほかにも、お洒落なはがきを選ぶ、記念切手を使う、差出人のスペースに写真を入れるなど、ささやかな心遣いも受け取った方が「あなた」の存在を記憶から呼び戻すきっかけになるでしょう。大切なのは、あなたがはがきを書くときにお客様の顔を思い浮かべることなのです。
夏のおたより郵便葉書(かもめ~る)の27年度の発行予定部数は、2億7,138万枚。ちなみに27年度の年賀状は34億1,596万枚発行されました。約13分の1の発行数です。(日本郵便ホームページより)お手軽な官製はがきも、暑中見舞いは絵柄入り。今年は、「ひまわり畑」と「花火」の2 種類です。暑中見舞いや残暑見舞いの習慣が身につけば、年賀状以上にお客様の目に留まること間違いなしですね。メールが主流になっている今、季節を感じるはがきや手紙は、あなたの人柄が伝わることでしょう。コラムイメージ