ようやくしのぎやすい季節となりましたが、いかがお過ごしですか。
今回のコラムは、私が過去に学んだ中で、常々心に留めていることばをご紹介します。
大和ハウス元会長樋口武男氏が文春新書「熱湯経営」で語られている、人間力を磨くための「かきくけこ」です。

<か:感動>     感性が擦り減ってはいけない。物事に感動するみずみずしい心を保つ。
<き:興味>     社会の新しい波、新しい事物につねに好奇心を持ち続ける。
<く:工夫>      創意工夫を繰り返し、常に頭を使う。何事もこれでいいと思えば、そこで終わる。
              常識にとらわれず、現状を打破する思い切りが必要。
<け:健康管理>  健康な心は健やかな身体から宿る。健康第一。
<こ:恋>        これは「ときめき」である。芸術や文化に「ときめく心」を忘れない。

人間力は一朝一夕で育まれるものではありません。
その人が歩んできた人生の中でゆっくりと形成されていきます。
私は仕事柄、長年お酒を飲む機会が多くありました。
つき合いでゴルフをしていた時期もありましたが腰を痛めてからは運動も十分にできず、移動はタクシーが中心でした。
春に体調を崩してから今までの食生活・生活習慣を見直すようになりました。
健康に関する本を読んだり勉強会に行くことも増えました。
大事なことは学んだことを実践することです。
日頃から自分自身に対して語り続けることでようやく身についてきます。

人と会う時、仕事に向かう時、休日を過ごす時に少しでもこれらの言葉が思い浮かべていただければ幸いです。

ライター:山本忠義406278977c4ab69fbb68b72e28230176_s