梅雨明けが待たれる毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回のコラムのテーマは「リーダー」についてです。

リーダーの品性や、また必要になる能力について私の経験からご紹介したいと思います。
 初めにリーダーの品性について、私は以下の4つを挙げます。

 ①公平公正 ②無私 ③ロマン ④使命感

〈公平公正〉とは… チーム、部下、そしてステークホルダー(=取引先)に平等に接する事です。これにより、お互いの信頼関係を形成する事ができます。

〈無私〉とは…個人の利害を忘れ、会社の利害を判断基準にする事です。私利私慾、私腹を肥やさない。

〈ロマン〉とは…ワクワクする様な夢や希望を語り合い、皆が自分の能力を磨き、事業の新しい可能性を拓けるように尽力する事です。

〈使命感〉とは…チーム、部下に対し方向性、目標、役割を明確に示し、自ら活動して模範していく姿を見せる事です。
 
上に挙げたことは当たり前のことのように思われるでしょう。リーダーとなると、様々な権力を持つとともに、責任も付いてきます。自分の仕事だけではなく、部下の仕事の管理も必要となってきます。中には期待していた仕事ができない部下や大きな失敗をしてしまう部下がいるかもしれません。そのような場合、ついつい部下に強く当たってしまうこともあるでしょう。しかし、リーダーとは大きな人間でなければなりません。もし、自らの間違いがあったのなら素直に認め、謝罪する。都合の悪い事実は、即関係者に報告し共有する。嘘を言わず誤魔化さない。隠蔽しない。このようなリーダーこそ、部下にも、また、取引先にも信用されるのです。
 
さらに、リーダーには「4つの力」を磨き続ける必要があると考えます。

①先見力 ②統率力 ③判断力 ④人間力  この4つの能力が最も難しい課題です。
 
近年様々なリーダー像が紹介されており、それに関する本も多く出版されております。私が長年愛読してきたものとして「致知」という月刊誌があります。この雑誌には、有名無名を問わず、各界各分野で一道を切り開いてこられた方々の貴重な体験談が紹介されており、各界の著名人も多く愛読しています。無料で配信されているメルマガもありますので、ぜひ読んでみて下さい。腕を組むサラリーマン

致知出版社  http://www.chichi.co.jp/

ライター:山本忠義