春風にのって、ほのかな花の香りが漂うころとなりました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今回のコラムは、前回お話したPDCAの中のC(Check)について、
どのような点に注意して具体的に行動すればよいのかをご紹介いたします。

では、最初にCheck(評価する)にあたっての行動指針について、
時系列順に見ていきましょう。
ここでは大きく三つに分けます。

1.目標達成の有無check guidelines
まず、checkの大きな役割として、Planで立てた目標が
Doでどの程度達成されたか調べる事が挙げられます。
これは企業全体で考えると収益、また個人としては、
ノルマや実績などから調べることになります。
ここで注意すべき点は、より正確に目標達成の程度を
目に見える形、つまり数値化していくことです。

2.成功、失敗した要因を分析
次に、目標達成の成功・失敗の要因を分析します。
ここで注意すべき点は、成功した要因・失敗した要因について
それぞれ良かった点と改善点を検討するということです。
良かった点について知ることは、
今後の事業する時の見本となり、更なる発展へと繋がります。
改善点については、具体的に分析することが重要です。
そして、次にどのようにすれば目標達成する事が出来るのかまで
検討する事が求められます。

3.報告書を作成する
上記の作業が終わったら、最後に1,2から分かった事を報告書にまとめます。
ここで注意すべき点は、成功・失敗について具体的な数値を根拠にして要因を分析すること。
そして、如何にわかりやすく、良かった点・改善点をまとめられるかが大切です。
Checkの次にはAction(改善する)があります。
得た情報を素早く社内で共有する事で、より早くActionへと繋がります。

 

PDCAを上手く回すには定期的なcheckが必要です。

ここで重要なのは、確認するだけではなく、次の改善案を出すように意識付けることです。
それにより、継続的にサイクルを回すことが出来ます。
今回ご紹介したcheckのやり方は、長期的にはその会社のノウハウへと繋がる重要な作業になります。

ライター:山本忠義

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