検索、検索、検索。今や「ググれ、カス」(わからないことは、聞く前にGoogleで調べなさいという意)という言葉が日常で使われるほど、何かあればとにかくインターネットで検索する時代が来ています。
総務省によると、平成24年末の時点でインターネット利用者数は9,652万人、人口のおよそ8割の人がインターネットを利用しているという調査結果が発表されています。
知らない土地へ旅行に行く時、誰かと食事に行く時、日常のちょっとした疑問を解決したい時、私たちはしばしば検索窓にキーワードを入力します。目的の情報は、大抵の場合すぐに見つかります。なんて便利な時代なのでしょう!
《直帰したくなるサイト》
しかし、誰もが簡単に情報を発信できるということは、質の悪い情報も溢れかえっているということです。
せっかくホームページに辿り着いても、その最初の1ページをチラリと見てそのまま帰ってしまうという経験、ありませんか?全体の訪問者数に対する、この「チラ見して帰る」人の割合を直帰率と言います。おおよそ40%くらいが、一般的なサイトの直帰率の平均であると言われており、これよりもかなり高い数字だと、そのホームページはあまりいいサイトとは言えないかもしれません。
読者の求める情報ではなくただ発信者が伝えたいだけの情報ばかりが並んだサイト、とにかくウリに走っているサイト、全く更新されていないサイト、どこに何があるかわからないサイト。
そのホームページが有益でないと判断されてしまう要素は、それこそ山のようにあるのです。
《発信者のホンネ》
そうは言っても、ホームページを良い状態で運営し続けるのは難しいものです。制作の段階でホームページ制作会社と意思の疎通がうまく図れなかったり、専門用語がよくわからなかったり。更新しようにもその度に費用がかさんだり。いくら自分の会社のホームページとはいえ、専門知識を持っていない限りホームページの運営はハードルが高いのです。
《ホームページは生きもの》
ホームページは、完成後にただそこに製品情報を表示している静止画ではありません。適度な更新や在庫管理、アクセスしたいと思える内容があってこそ、ホームページは閲覧され、育っていきます。
次に、大切な条件をいくつか挙げてみます。
- 読者が知りたい情報にすぐに辿り着ける
- 常に最新の情報である
- 日々の動き
- 人の存在を感じるホームページ
最初に開いたページから目的の情報にすぐに辿り着けるように、シンプルかつ伝えたい情報をきちんと伝えることでお客様の道案内を行うことこそが、いいホームページだと思います。
例えば、あるひとつの情報が古いままだと、サイト内の他の箇所の説得性にも悪影響を及ぼしてしまいます。常に現在の情報と合致した内容を載せておくことが、お客様のためにも自社にとっても良いことなのです。
商品ページの情報はもちろん、新商品の入荷状況やキャンペーンのお知らせなどを新着情報として更新していくことで、サイトの内容の信頼度をアップさせることができます。
購入されるお客様が「人」なら、販売するあなたもまた「人」なのです。
商品やサービスを扱うきっかけとなったエピソードは何でしたか?商品に込めた思いやこだわりは何ですか?思いがあるホームページは、たとえ対面していなくても人の存在を感じるものなのです。
《自分で更新することの大切さ》
先にも述べたように、制作会社に更新を依頼すると、その度に費用がかかってしまいます。ホームページとは別にブログを持つ方も増えていますが、できればホームページ内にブログを持てたら理想ですよね。そこでオススメなのがWordPressというシステム(CMS)です。企業ホームページとブログを同じ場所に作ることができ、かつ更新も簡単です。自身のある商品、サービスなら、常に最新の情報かつ自分の言葉でお客様に伝えたいですよね。これなら更新費用もかかりませんし、ホームページを見るお客様にも喜ばれます。
ホームページのあり方は、日々変化していきます。インターネットのいいところは、大企業も中小企業も個人事業主も同じフィールドで情報発信ができること。ぜひ見る方のお役に立つ情報を発信し続け、同時に自身のビジネスにも繋げてください。